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第5回 トコ助産院研修会~午後の部~

さて、一時間のお昼休憩の後、お腹もいっぱいになって眠くなりそうですが・・・。


まだまだ続くのがトコ助産院研修会です。(#^.^#)


午後からは原始反射の中の三大反射の

恐怖麻痺反射=FPR

モロー反射

緊張性迷路反射=TLR

の話です。


特にFPRとモロー反射は最も初期に発達・統合する二大反射と呼ばれるそうです。

幾つかの原始反射というのは、生命維持に関係する脳幹のところに備わっています。

生き残りを優先させる脳幹ですから、感情・思考は関係ないですね。

また、産道を通らないで産まれた赤ちゃんは反射が残りやすいそうです。

あくまでも〈残りやすい〉ですよ。


恐怖麻痺反射というのは、初期子宮反射というそうで、受胎後5W目~存在するそうです。

この反射は、刺激を受けると丸く固まる・・・そんな反射です。

その刺激というのは、お母さんが受けるストレスによるものなんですよ。

で、この反射のチェックする方法があるんですね~。



こんな感じで

一定の距離をとってお互い目を逸らさないで見つめ合いながらゆっくり歩いて近づいていくんですね。


灰ちゃんは、先に行きますか?来ますか?とまず尋ねてから開始してくれます。

もし恐怖に感じてダメと思ったところで

「ストップ!」の合図を出します。


あら~助産師の小林さん、灰ちゃんが一歩近づいたところでダメでした。

「灰ちゃんの目つきが変わるんだもん~」って。反射でているようですね。

そして、ちょっと涙うるうるみたいな・・・灰ちゃんが側に近づくのも無理な状態に・・・。さくらでもなんでもありませんよ。

で、それをどう対処していくのか、会場の皆は興味深々です。



まずは、みんなペアになって自分がどうなのかをチェックします。

思わず笑ってしまいそうですが、恐怖の反応としては、笑いも反射の一つだとか。

なので真顔を作ってちょっとした表情の変化も見逃しません。


で、こんなことをしているうちに先ほどの小林さん少し落ち着きを取り戻したようです。

さぁ~!どうなったかなぁ~(*^_^*)

まずは、呼吸を整えますね。→発達のピラミッドの底辺のところにありましたね。

とくに息を吐くこと大事のようです。こんな感じです。⇓





懐かしの吹きもどしで楽しそうに遊び始めています。

ここで注意したいのは、灰ちゃんも一緒に楽しんでいるということです。(^O^)

次はこれです。⇓


二人で仲良くストローを選んでます。



モールの小さなボールを吹き飛ばして距離を競う遊びです。

もうこんな距離に灰ちゃんが居ても小林さんは大丈夫です。


次の段階に。感覚→発達のピラミッドの二段目にありましたね。

体に手で触れてみます。

基本は仙骨だそうです。

他には肩甲骨・足の裏・脊椎・おへそ・神門(耳介の部分です。)を触れてみます。

必ず触れるときには許可を得ること。

感覚ではなく、体の声を聴いて 触れるだけ?圧をかけながら?揺らしたほうがいい?など相手に聞いて、体の快・不快をいつでも選べるようにしていくことが大事です。

こんな感じです。⇓



脊椎散歩という触れ方です。


足の裏の湧泉というツボです。押したりぐりぐりしたり、聞きながら触れます。

私は、個人的に湧泉が一番心地よかったです。(#^.^#)


おへそですね。



最後は皆さんご存知ハンモック体験です。


おひなまきで経験させていただいている方は感覚おわかりですよね。あの密着感はたまりませんね~。(^^)/

この「完了」という体験が大事なんですって。

そして、神経の発達には水が必要なんだとか。コップ一杯のお水を飲まれました。


そして再び最初のチェックに・・・。

なんと小林さんのほうから灰ちゃんに近づいていきました。

灰ちゃんが近づくのは二歩でストップがかかりましたが、大きな進歩でした。


そして小林さんの気づき

☆怖さが少しなくなって、イヤ!がとれて角が取れた気がする。とのことでした。

最後はハイタッチやハグで終了です。

本当の恐怖麻痺反射の出ている子は仰臥位でも寝ころべないそうです。


小林さんの完了体験も終えて、ブレイクタイムです。( ^^) _U~~

トコ助産院からほど近い烏丸通沿いのシュークリーム専門店の《クレーム デ ラ クレーム》さんの涼しげなゼリーのデザートでしたよー。


4種類のフルーツゼリーは皆さんに好評でした。


休憩の後は・・・

モロー反射のお話でした。

この反射が残っていると転んだ時にモローが出て、首が前倒しの状態で転ぶので、手が出ないことに。

渡部院長がよく言うてますね。

「受け身が取れなかったら怪我するで~」って。

パラシュート反応の訓練をお母さんに課題として院長出してますね。

そうすると赤ちゃんの受け身の手が徐々に出てくるんですよね。

ちゃんとお母さんの熱意や必死さが実になって、赤ちゃんの発達につながってます。

このモロー反射が残っている子には、緊張性迷路反射(TLR)も残っているそうです。

なので、セットで考えるといいようです。


こちらは、新聞紙を丸めてバランスをとる遊び。首を上に向けてますよね。

そして新聞紙を集中してみてますよね。


こういった注視ができるよう訓練することによって、学業に集中できるようになるそうです。


このような遊びよくしましたよね。背中合わせでギッタンバッコン!

この遊びはモロー反射とTLR両方を統合させるあそびの一つです。

これらは、すべて簡単にできそうとか、難しそうでイヤだな~とかであればしないほうがいいようです。

「あっ!楽しそう!やってみようかな。」という段階のものをするといいそうです。

きっと、これは成功体験・完了できることが大事だからなんでしょうね。

そのことが次の段階に進める一歩になるんだと思います。


灰ちゃんいわく

今の子供たちは、正解がないと動けなかったり、楽しめないそうです。

自由に遊ぶこともできないそうです。

なので、「・・・・してみたら~!」と提案をしながら、友達のように一緒に遊ぶそうです。

遊びの中から社会性も含めて発達していくようにみちびいていくそうですよ。


私たちが日々赤ちゃんやお母さんに提供している

例えばまるまる育児、様々な手遊び、絵本の読み聞かせなど

一緒にかかわりを持ちながらすることばかりですね。

こういった関わりの中で赤ちゃんたちは、発達を遂げていっているんだなぁと違った角度から見てみても少し確信しました。


灰ちゃんのお話の中で、

発達は一生している!老化はするけどね。ってありました。

これって子供から大人までってことですよね。

私たちもまだまだ頑張りましょうかね~。(*^^)v


最後はみんな吹きもどしを持って?(みんな吹いてるやん。笑)

灰ちゃんと記念撮影でお開き~でした。



灰ちゃん!ありがとうございました。m(__)m

チャンスがあれば次はソウルリーディング聞いてみたいです。(^^ゞ

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