こんにちは。
ヨガスタジオFIVE ELEMENTSのKeikoです。

わたしはマントラを学んでいます。
マントラとは、サンスクリット語の祈りのことば。
日本語にすると、「真言」が近く、わかりやすいかもしれません。
古代インドの聖典ヴェーダを唱える
ヴェーディックチャンティングを学んでいます。
マントラもヨガの行のひとつであり、
クラスのはじめと終わりにマントラを唱えるのが、伝統的なヨガのスタイル。
わたしもクラスの前後にマントラを唱えています。
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マントラにであったのは、ヨガスタジオに通い始めて少し経った頃。
一番はじめに聞いたのは、OMという音でした。
ヨガはアーサナだけじゃなくて、音も唱えるんだ~!と新しい発見でした。
その後、ヴェーディックチャンティングにであいます。
初めてそれに触れたとき、音のエネルギーに衝撃を受けました。
音が身体に入ってくる、浸透する感覚
音を聴いているだけなのに、琴線に触れて勝手に涙があふれてくる
言葉の意味はまったくわからないのに、とても大事で、とても神聖だという感覚
音のリズムや音階が、とてもしっくりくる、馴染む感覚
サンスクリット語は、それ自体が波動が高く神聖な音とされています。
昔から歌うことが好きで、お経に馴染みがあったこともあって、
「マントラを唱えられるようになりたい」と自然と思うようになっていました。
本格的に学び始めたのは、2020年から。
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サンスクリット語の発音は、宇宙の音ともいわれるだけに、とても精妙で複雑です。
舌を置く位置や、口の中のどこから音を出すのか、など細かく決められています。
正しく発音するからこそ、それぞれのマントラが持つ、
本来のエネルギーをまっすぐ伝えることができます。
唱え方や型が決まっているので、
先生が唱える様をよく見て、真似て、習得していきます。
日本語にはない発音、音に苦戦することもありますが、
わたしはそれを楽しんでいます。
そう感じるとき、わたしにとって唱えることや音は、
欠かせないものなのだなぁと実感します。
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わたしたちの身のまわりは、音であふれています。
気持ちいい音もあれば、そうでない音もあって
外から聞こえてくるだけではなく、内から聞こえてくる音(声)もあります。
わたしたちは、目でものを見るのと同じくらい、
(それ以上かもしれませんが)
耳からも、様々な音の情報を受け取っています。
マントラは、外からやってくるものから身をまもり
内から湧き出てくるものからも自分を守ってくれます。
マントラを心のキャンバスに描き、響かせていく。
マントラでなくても、自分にとって心地いい音やことばを
なるべくたくさん、繰り返し聴いたり、声に出したりする。
その音が内側に広がっていけばいくほど
心は安定し、穏やかになり、神聖な部分にも触れることができます。

いつも内側に気持ちのいい音を響かせていたい。
そして、これからも
わたし本来の音を、マントラを通じて探求していこうと思っています。
FIVE ELEMENTS Keiko