こんにちは
ヨガスタジオFIVE ELEMENTSです。
暦の上では冬ですが、それほど寒さも厳しくない感じですね…
みなさま、いかがお過ごしでしょうか??
「伊藤武先生のマルマヨーガ講師養成講座第2期」も折り返し地点を過ぎました。
報告レポートを読んでいると、色んなサンスクリット語が出てきて、ワクワクしますね!

【第七回】錬金術の発想
第七回のテーマは錬金術。
私が錬金術という言葉をはじめて知ったのは、某有名アニメから(笑)
インドでは古来より盛んに錬金術が行われていたそうです。
それが何故ヨーガに繋がっていくのか不思議に感じました。
しかし、この錬金術の発想が応用されたものが、アーユルヴェーダのサプタ・ダートゥであり、ハタヨーガのヴィパリータ・カラニーであるそうです。
アーサナの時間は、グループ分けして実習形式でした。
一つ一つのアーサナの順番やその意味、エビデンスを紐解いていく作業の中、今まで考えたことのないような疑問が生まれたり、面白い発見があったりします。
今まで、哲学重視でアーサナの事を勉強してませんでしたが、アーサナの事がどんどん好きになっていく自分に気付きました。
【第八回】神のダンス
第八回のテーマはダンスです。
踊るシヴァ神のナタラージャ像は有名ですよね。
ダンスもまたハタヨーガの起源の一つである事を学びました。
また、この回においても『ラサ』という言葉が出てきて、この2回の講座で錬金術的発想について深く興味を持ちました。
前回講座でのキーワード、『サプタ・ダートゥ』とは、口から体内に摂りいれられた食物は①乳糜(ラサ)⇨②血(ラクタ)⇨③肉(マーンサ)⇨④脂肪(メーダ)⇨⑤骨(アスティ)⇨⑥骨髄(マッジャー)⇨⑦精液(シュクラ)の順で7つの身体構成要素に変化していくというアーユルヴェーダ理論のひとつです。
シュクラとは一般に精液と訳されますが、『輝けるもの』という意味があります。
ただの『食物』が『輝けるもの』に変化していく…という逆転の発想です。
『ヴィパリータ・カラニー』。
これは逆転の行いという意味で逆転系のアーサナの事です。
『太陽を臍に、月は口蓋の根に住む』
太陽と月の位置を逆さにする。
臍を上に口蓋を下に。
逆転系のアーサナを行うことで、ホルモン系や骨格系・血液系など様々な部位が癒され若返り効果があると言われています。
老い⇨若返りに変化するという逆転の発想。
その体位自体も逆転であるが、それに伴う効果も時の流れに逆行するという錬金術発想です。
そして『ラサ』
この回では芸術においてのラサです。
この『ラサ』には『エクスタシー・歓喜・絶頂・至福・底知れぬ深い感動をもたらす何か』を表す用語で、アートのパワーで観客にソーマをあおるのと同じような深い体験を味合わせる。
観客の脳内麻薬の分泌を促進させる効果があり、それもラサーヤナ・錬金術のひとつであると先生は説かれています。
そう考えると、心を介在として変化させるものも『錬金術的発想』として捉えても良いのではないかと、考えるようになりました。
例えば、一つの事象が起こった事でとても不幸に感じたとして、それを逆転の発想をもって『幸福』と捉える事ができたとしたら、それは自分の中での心の錬金術ではないかと。
そう考えると、先月まではどこか非現実的で、他人事のように思えていた錬金術が、グッと身近なものに感じられるようになりました。
マルマヨーガ講師養成講座修了生 A.Kさん

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