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第11回トコ助産院研修会~1部~を開催しました!!【後半】


続きまして、

後半は、脳の働きについて、まとめます(まとめてみます)( `ー´)ノ


まずは、言葉の説明をします!!

ミラーニューロン・・・

他人がしていることを見て、まるで自分のことのように感じる

共感(エンパシー)能力を司っていると考えられている。

そして、もうひとつ大事な脳のはたらき。

これは、ヒトに見られ、チンパンジーにはない働き。

メンタライジング・・・

抑制/推論

他人の表面には現れない心の状態を意識的にイメージ・推論する

例えば、

赤ちゃんが泣いている

ミラーニューロンシステムが働いて、

どうしたんだろ?・・共感

メンタライジング・・・

そろそろ、おっぱいが欲しいのかな?・・・推測

おっぱいをあげる

子育てに関わっていない養育者は、

ミラーニューロン(共感)がなかなか活躍せず、

遅れて、メンタライジング(推測)が働き出すようです。

なので、例えば、主に母親が子育てをしている場合、

泣き声や声に反応するのは、父親ではなく母親であり、

子育てを父親中心で行っている場合は、その逆となる。



『親性(母性・父性)』は、

生来的に持って生まれてくるものではなく、

経験によって徐々に学習されていくとのこと。


子どもは、愛情を持って、養育されることにより、

メンタライジング(推測)の発達が促され、

養育者は、『子育て』をすることで、

子育て分野のミラーニューロン(共感)が活発になっていくんですね。

なんて相互作用✨



ちなみに、メンタライジング(抑制/推論)は、

4歳ぐらいから発達し、完成するのは、

25~30歳ぐらいなんですって~~~

驚いた!!自分を振り返ると、そうかもしれません。。。



まずは、親子関係(1:1)から始まり、

幼稚園、保育園との友達、先生との関係、

おじいちゃん、おばあちゃん、ご近所さん、

学校での友達、先生・・・

社会に出て、職場などの人・・・などなど

人と接することで、

メンタライジング(抑制/推論)を学習していくのですね。



チンパンジーにはないという、メンタライジング(抑制/推論)

人であること。

人として、社会生活を営んでいくこと。


そのための大事なものを得る時期は、

胎児期から始まっている。



そんな大事な時期に関わっている、私たち。

身が引き締まる思いです。


明和先生、実りのある時間をありがとうございました。

今後の子育ての支援に役立てていきたいと思います!!



第11回トコ助産院研修会~2部~のブログは、また後日✊

こちらも、気づきの多いセミナーとなりました。

どうぞ、お楽しみに~🎶

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