
続きまして、
後半は、脳の働きについて、まとめます(まとめてみます)( `ー´)ノ
まずは、言葉の説明をします!!
ミラーニューロン・・・
他人がしていることを見て、まるで自分のことのように感じる
共感(エンパシー)能力を司っていると考えられている。
そして、もうひとつ大事な脳のはたらき。
これは、ヒトに見られ、チンパンジーにはない働き。
メンタライジング・・・
抑制/推論
他人の表面には現れない心の状態を意識的にイメージ・推論する
例えば、
赤ちゃんが泣いている
↓
ミラーニューロンシステムが働いて、
どうしたんだろ?・・共感
↓
メンタライジング・・・
そろそろ、おっぱいが欲しいのかな?・・・推測
↓
おっぱいをあげる
子育てに関わっていない養育者は、
ミラーニューロン(共感)がなかなか活躍せず、
遅れて、メンタライジング(推測)が働き出すようです。
なので、例えば、主に母親が子育てをしている場合、
泣き声や声に反応するのは、父親ではなく母親であり、
子育てを父親中心で行っている場合は、その逆となる。
『親性(母性・父性)』は、
生来的に持って生まれてくるものではなく、
経験によって徐々に学習されていくとのこと。
子どもは、愛情を持って、養育されることにより、
メンタライジング(推測)の発達が促され、
養育者は、『子育て』をすることで、
子育て分野のミラーニューロン(共感)が活発になっていくんですね。
なんて相互作用✨
ちなみに、メンタライジング(抑制/推論)は、
4歳ぐらいから発達し、完成するのは、
25~30歳ぐらいなんですって~~~
驚いた!!自分を振り返ると、そうかもしれません。。。
まずは、親子関係(1:1)から始まり、
幼稚園、保育園との友達、先生との関係、
おじいちゃん、おばあちゃん、ご近所さん、
学校での友達、先生・・・
社会に出て、職場などの人・・・などなど
人と接することで、
メンタライジング(抑制/推論)を学習していくのですね。
チンパンジーにはないという、メンタライジング(抑制/推論)。
人であること。
人として、社会生活を営んでいくこと。
そのための大事なものを得る時期は、
胎児期から始まっている。
そんな大事な時期に関わっている、私たち。
身が引き締まる思いです。
明和先生、実りのある時間をありがとうございました。
今後の子育ての支援に役立てていきたいと思います!!
第11回トコ助産院研修会~2部~のブログは、また後日✊
こちらも、気づきの多いセミナーとなりました。
どうぞ、お楽しみに~🎶