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六道まいり

トコ助産院 嵐です。


健美サロンスタッフに教えてもらった

京都観光ガイドことぶら

春は「隠れた桜の名所ツアー」に参加しました。

観光客が少ない(👈ここ重要)隠れ名所に案内してもらって

ゆっくり、桜を満喫してまいりました。


そして、今回はお盆 「六道まいり」



珍しい「夜のツアー」に惹かれ

「六道まいり」が何かもよく知らないまま、京阪清水五条駅に集合。

もちろん、トコ会館から歩いて行きましたとも。約3km。

♬ 歩こう 歩こう 私は元気~ (^^♪ ってなもんです。



「台風が関東沖を北上したので、今夜は涼しくてラッキーですね」

と、気候の解説もしてくださる、気象予報士の資格をお持ちのツアーガイドさん。


訪れたのは 六波羅密寺~西福寺~六道珍皇寺~若宮八幡宮。

駅に集合したけれど、もちろん、徒歩で巡りますよ~。


ここで、ふつーの道を行かないのがこのツアーのいいところ。



「こんなトコ通って、怒られへん?」

と思うような狭い路地に突入・・・


ちなみに、家と家の間に通じた細い道のうち、

次の通りまで突き抜けているものを辻子(図子)と呼び、

行き止まりになり、コの字型に家が並んで

通りの入口に家の数だけ表札が掛けられている所が路地(ろうじ)と呼ぶそうです。




ものづくりに携わる若者たちが、職住一体の暮らしを営む「あじき路地」

私は知りませんでしたが、結構、有名だそうです。

袋小路になった細い路地に昔ながらの長屋の風景が広がります。

若手クリエーターが作品制作に励み、週末だけお店をオープンするそうですよ。

残念ながら、寄り道はできませんでした(-_-;)


そして、まず訪れたのは

空也上人立像と平清盛座像で有名な六波羅密寺。



萬灯会が執り行われており、浮かび上がる明りが幻想的でした。

名宝が数多く安置されているようですので

昼間、ゆっくり訪れてみたいですね。


平安時代の建物は、15世紀後半の応仁の乱でほとんどが焼けてしまい

残っているのは六波羅密寺の本堂と千本釈迦堂の本堂くらいなんですって。

古い建物が多いと思っていたので、ちょっと意外でした。


↓ ちなみに千本釈迦堂の仏像は、素人目にも素晴らしかったです!(^^)!


ここで「六道まいり」の解説です。

京都にはかつて風葬の地というのがありました。

風葬の地というのは、亡くなった方々の遺体が捨てられて野ざらしにされていた場所。

平安時代に火葬をされていたのは貴族など一部の方々のみで、

それ以外の人々は風葬の地に運ばれて捨てられていたそうです。

それが、鳥辺野(とりべの)、化野(あだしの)、蓮台野(れんだいや)という3箇所。

六道とは、仏教用語で、迷いあるものが死後、輪廻するという

天道 人間道 修羅道 畜生道 餓鬼道 地獄道

の6つの世界。

当時、鴨川は三途の川に見立てられ

鴨川より西側がこの世、鴨川よりも東側があの世とされていました。


平清盛が平家一門の拠点とした六波羅の地辺りは、

京の東の埋葬の地、鳥辺山(とりべの)の麓(ふもと)であり、 野辺送りの道だったことから あの世とこの世の境目の「六道の辻」と呼ばれたそうです。



京都ではお盆の8月7日~10日頃にかけて精霊迎えをします。

精霊迎えとは、お盆に先祖の霊が冥土から戻る際に、

六つの道に迷うことなく加護し迎える盂蘭盆会(うらぼんえ)の行事で、

地元では「お精霊(しょらい)さん」と呼んだり、「六道まいり」といったりします。

おしょらいさんとはご先祖様の精霊のことを言います。


お盆の季節には迎え鐘という鐘をついて、ご先祖様をこの世にお迎えし 京都の夏の風物詩である五山の送り火によって、霊はあの世に帰って行かれます。



そうだったのか、京都!!


六道まいり、六波羅密寺で鐘を撞いたら

次はいよいよ西福寺~六道珍皇寺へとすすみます!(^^)!

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