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伊藤武のマルマヨーガ講師養成講座 全12回 2019年5月スタート!

新型コロナウイルスの影響により、4月と5月の講座は中止・延期していましたが、

6月から再開いたします。

この講座では、マルマヨーガを通じて、インドにおける歴史的・文化的背景の上に発展したヨーガの伝統を学び、それらを正しく伝えることの出来るヨーガ講師を養成します。 伊藤先生は、インドの歴史と哲学の研究のために、インド・ネパール他、アジア諸国を何度も繰り返し訪問し、遺跡、神話・伝説、風習、武術、食文化等の調査を行ってきました。その集大成が『マルマヨーガ』です。 20世紀以降に発展した現代のヨーガでは、解剖学にもとづいて身体をあつかいますが、インドの伝統的なヨーガは、チャクラと脈管(ナーディ)からなるプラーナの身体を操作するものでした。マルマヨーガは、インドの伝統的なプラーナの身体観によって立つヨーガなのです。 関西で、伊藤武先生から直接学べる『マルマヨーガ講師養成講座 全12回 72時間』の開催はこれが初めてです。伊藤先生を通じて、一人でも多くの方にヨーガの伝統が継承されることを願います。 FIVE ELEMENTS Ai ---------------- 『ヨーガ・スートラ』のヨーガがクラシック音楽であるとすれば、ハタ・ヨーガはさしずめ、なんでもありのロック。彼岸を夢見るバラモンの願いを純粋培養したかのような古典的ヨーガに対し、ハタは、タントラ(密教)のヨーガとして発展するのですが、それには、ヨーガのいわばプロであるバラモンや僧侶やサードゥだけではなく、じつに雑多な階層の人びとがかかわったことが、『84人の密教行者』という文献からうかがうことができます。 すなわち、ヨーギニーやダーキニーとよばれる魔女、錬金術師、画家、ミュージシャン、王様、武士、鍛 冶屋、酒屋、ぽん引き、牛飼い、農民、猟師、漁師、乞食、宝探し、泥棒……。ビートルズ以降のロックが、クラシックからジャズ、フォーク、エスニック、前衛にいたるまで、あらゆる音楽を貪欲に吸収していったように、多様な文化のフュージョンとして、ハタ・ヨーガが成立するのです。かような多様性は、ハタの豊富なアーサナに反映しています。 しかし、雑多なままではいけません。それらを一つの体系に縫いつづる何かが必要となります。それが、――宇宙に遍在する生命原理プラーナというヴェーダ以来の抽象的な観念であり、またそれが具体的なものとして表現された、――人体における「プラーナの座」マルマだったのです。 わたしは、今日ほとんど失伝していたマルマを用いた古風なハタ・ヨーガのことを知り、それを“マルマ・ヨーガ”と呼ぶことにしました。(“マルマ・ヨーガ”または“マルマヨーガ”は、伊藤武の造語です。) 伊藤 武 ---------------- 『伊藤武のマルマヨーガ講師養成講座 全12回』 00. はじめに知っておきたいこと ヨーガ史概観、「アーサナ」の意味 01. 熱《タパス》を蓄えて神々を脅かす――樹のポーズ ハタ・ヨーガの前身は、サイキックな能力を得るための苦行(タパス)。 苦行系アーサナに、樹、頭立ち、屍などがあり、これらはアーサナの基層を形成します。 02. 光《プラーナ》を観る――太陽礼拝 ハタ・ヨーガの基本はプラーナの操作。プラーナは光に置き換えてイメージングします。 太陽礼拝や吉祥のポーズに、プラーナ操作のコツが託されています。(関連するチャクラ:心臓) 03. 一切人火――アグニサーラ ハタ・ヨーガのもうひとつの起源は、ヴェーダの火の儀礼を自らの身体で行なう内護摩(うちごま)。 アグニサーラやバストリカーはそのためのテクとして編み出されたものです。内護摩はのちにクンダリニー・ヨーガに発展します。(関連するチャクラ:臍) 04. 愛するものは神ひとり――蓮華坐 蓮華などの、いわゆる「瞑想系」アーサナ、およびジュニャーナ・ヨーガの法としてのクリヤー・ヨーガを紹介。(関連するチャクラ:眉間) 05. 英雄たちのヨーガ――象のポーズ 武術がハタ・ヨーガにおよぼした影響はじつに大きい。弓やハヌマーンなどのポーズは武術系ですが、ここではむしろ、ハタに継承されたマルマや脈管から成る「武術の身体観」に注目したい。 06. 錬金術の発想――逆転の行ない ラサーヤナ(錬金術)もハタの起源のひとつ。錬金術系アーサナに「逆転の行ない」――ヴィパリータ・カラニー、肩立ち、スキなどがありますが、錬金術的イメージングをともなってこそ大きな効果が期待されます。(関連するチャクラ:喉) 07. 神のダンス、「変態」のしくみ――舞踊王《ナタラージャ》のポーズ ダンスは、ハタを含めたタントリズム(密教)と関連します。タントラの、自分が神仏に成る成就法やムドラーは、ダンスから採用したものです。山、ガルダなど立って行なうアーサナはダンス系です。 08. プルシャのかたち――シッダ坐 講義では、寺院やマンダラ、ヤントラなどのヨーガと関連した美術をとりあげます。 ハタ開祖ゴーラクシャによると、達人坐は、「自分の身体を寺院にするためのアーサナ」です。 09. チャクラよ 回れ――シッダたちのアーサナ チャクラはタントリズムに固有のアイデアですが、そのタントラの立場からチャクラと、チャクラに関連した獅子、蛇、イナゴ、魚などのアーサナを見ていきます。 10. 性的《セックス》ヨーガについてまじめに考えよう――大印《マハームドラー》 性的エネルギーの還元法で、タントラ思想やクンダリニーとの関わりにおいても大事な分野。ゴーラクシャは、マハームドラー(本来カップルで行なった)をクンダリニー上昇のカギとなる行法と定めていますが、ねじりや前屈がその前段階となるアーサナです。 11. 神話の力――ラーマーヤナのアーサナ ラーマーヤナ系の24アーサナ。このあたりになると、もう密教になってきます。 マントラとアーサナのかかわりなど。 12. 礼拝のアート――内なる礼拝《アンタル・ヤーガ》 アーサナを駆使して、プージャーを行なう方法。 全課程受講者には修了証を発行します。 「秘伝マルマツボ刺激ヨーガ」講談社を事前にお読みいただくとより理解が深まりますのでお勧めします。 ■日時2019年 第1回  5月13日(月)11:00-17:00 第2回 6月24日(月)11:00-17:00 第3回 7月29日(月)11:00-17:00 第4回 9月30日(月)11:00-17:00 第5回 11月11日(月)11:00-17:00 第6回 12月9日(月)11:00-17:00

2020年 第7回 1月20日(月)11:00-17:00 第8回 2月17日(月)11:00-17:00 第9回 6月15日(月)11:00-17:00 第10回  7月27日(月)11:00-17:00 第11回 8月24日(月)11:00-17:00 第12回 9月14日(月)11:00-17:00 計72時間 ■費用 一括 168,000円(税込) 分割 56,000(税込) × 3回 テキスト代別途 4冊12,000円(税込) ※事前振込制(お振込完了時点で正式にご予約完了となります) [早期申込特典] 2019年4月10日までのご予約の方対象 1. 早割適用 一括156,000円(税込) ※12,000円お得! 2. FIVE ELEMENTSのマルマヨーガレギュラークラス6回券プレゼント ※講座終了日まで有効! [振込先] 三菱東京UFJ銀行 京都支店 普通 4577200 トコ・カイロプラクティック学院 有限会社 代表取締役 渡部信子(わたなべのぶこ)

■会場 京都トコ会館 [ヨガスタジオFIVE ELEMENTS] 〒604-0864 京都市中京区両替町通竹屋町下る松竹町136番 京都トコ会館 電車でお越しの方 地下鉄烏丸線 丸太町駅 (6番出口より徒歩5分) ■持ち物 動きやすい服装、筆記用具 ■ご予約 ご予約のページより ■講師プロフィール

伊藤 武 YAJ(ヨガ・アソシエイション・ジャパン)代表 マルマヨーガ創始者 文化人類趣味者・作家・イラストレーター・ヨーガ講師・サンスクリット語講師 http://itotakeshi.blog33.fc2.com/ 1957年石川県生まれ。 1979年から、インド・ネパール・スリランカ・東南アジア諸国を何度も訪れ、遺跡、神話・伝説、風習、武術、食文化等の情報収集や調査を行う。 著書に『身体にやさしいインド』『こころを鍛えるインド』『図説インド神秘事典』『秘伝マルマ ツボ刺激ヨーガ』(講談社)、『ヴェールを脱いだインド武術』『図説ヨーガ・スートラ』(出帆新社)、『図説ヨーガ大全』(佼成出版社)などがある。

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