
日本ヨガメディカル協会のサポートスタジオとして初めて、シニアヨガ指導者養成講座を開催いたしました。講師として、関東から伊藤典子先生がお越しくださいました。
私自身、昨年末に協会の会員登録をしてから初めての講座受講でした。私が一受講生として感じたことを、開催報告として書かせていただきます。
伊藤先生の第一印象は、元気でよく喋る先生!でした。受講生は私を含めて12名でしたが、おそらく皆さんが同じように感じていらっしゃったのではないかと思います。講座が始まった瞬間にまるでスイッチが押されたかのように、あっと言う間に、部屋全体が伊藤先生ワールドに巻き込まれていきました。

最初に言ってくださった言葉が伊藤先生のお人柄を表しています。「この講座は、私一人が一方的に教えるものではありません。皆さんが積極的に発言してくださることによって、私の引き出しにしまっているものもどんどん引き出されていきます。だから、遠慮なく質問をしてください。これは、皆さんと私、全員でつくる講座なんです。」少し表現は違うかも知れませんが、そんな内容でした。
そのお陰で、私はすっかり安心して、他の受講生の方と共に、和気あいあいと参加することができました。講座では、シニアヨガの現場での体験談、シニアヨガ指導者として必要な知識、信頼関係を築き安心していられる場をつくるための心の在り方など、丸一日ではおさまりきらないんじゃないかと思えるほど多くのことをシェアしていただき、伊藤先生からあふれ出る情熱を感じました。
参加者の方は、介護施設の職員さんから、主婦の方、ヨガの先生、地域でシニア向けの健康講座をされている方など、様々でした。

講座では、グループでの実習を通して、シニア層の方がどのような場面で身体運動の制限を感じるかをイメージすることができました。
さらに、模擬クラスのプラン作りと発表・フィードバックを通して、どうすれば全ての方が「できない」と感じることなく、同じ場で安心して心地良い時間を過ごすことができるか?ということに思いを馳せることができました。
最後に個人的なことですが、この講座全体で最も印象的だったのは、呼吸をサポートする時の手の置き方の説明の際、伊藤先生が私の肩に置いてくださった手の温もりでした。フ〜ッと心がほどけていき、優しさが胸のあたりまで沁みてくるような感覚。その時に私は思いました。一番大切なことは、こういうことなんだろうな、と。

シニア世代の方の最も重要なニーズは、体よりも心が満たされることだそうです。優しさを忘れず、目の前の方と丁寧に関わること。そして、身体感覚を通して、今ここにいる自分への肯定感を感じてもらうこと。この講座で教わったことを大切に心に留めて、これからもヨガを学び続けていきたいと思います。

遠方からご参加くださった受講生の皆さま、そしてご指導くださった伊藤先生、サポートしてくださった協会のスタッフの皆さまに心から感謝いたします。
ヨガスタジオ FIVE ELEMENTS 渡部 愛
日本ヨガメディカル協会主催の講座
@ヨガスタジオFIVE ELEMENTS
2019年の開催日程です↓
【2019年11月9日】更年期障害をサポートするヨガ指導者養成講座
(認)【2019年11月30日】伝える人のためのコミュニケーション講座